今週のお題「懐かしいもの」
最近引っ越しをした。
当然ながら自室の整理をした。
大量の懐かしいものたち。
職場の子どもたちからもらった手紙。
…小学校で元気にやっているだろうか。病気になったり友達関係に困っていないだろうか。
仕事のために実費で買った絵本やおもちゃ。
友人たちからもらった誕生日カードやアルバム。
バイト先の先輩たちからもらった色紙。
…あんなに鈍臭くて末っ子扱いだったけど、なんとか社会でやってこれたよ。
家族や友達とたくさん遊んだゲーム機たち。
…友達や家族を繋いでくれてありがとう。
ゲームやアニメのオタクグッズ。
学生時代の努力の証、教科書やノート。
…勉強楽しかったよありがとう。
そんなことを思いながら残すもの、捨てるものを取捨選択していく。
結局は6割は残すことに。
「過去があるから今がある」
そんなことをピカチュウを追いかける3人組も言っていた。
引っ越しや生活の変化を機に私物の大半を捨てる人も多いと聞く。
でも個人的には可能な範囲で残したい。
普段見ることは無いだろうが、ふとした拍子に眺めてこれまでの思い出や人生を振り返りたくなる。
「こんな思いであれをしたな」「あれが好きだったな」「あの子は元気だろうか」
と振り返る。
「あの努力は無駄じゃなかったよ」と過去の自分に胸を張れる。
今の自分の存在意義を再確認できるのかもしれない。
引っ越しが終わり忘れ物を自室に取りに戻るとがらんとした部屋。
泣きたくなる。
でも、いつか、この部屋も懐かしいものとして見返せる日が来るのだろう。
そう思いながらドアを閉めた。